【書評】「モレスキン 「伝説のノート」活用術~記録・発想・個性を刺激する75の使い方」堀 正岳、中牟田 洋子(ダイヤモンド社)

本書は世界で一番愛されている、ヘミングウェイやピカソなども愛用したというノート「モレスキンノート」を徹底的に活用するための本です。一冊のノートというアナログツールに、使い方も何もないと思われるかも知れませんが、多くファンがそれだけこだわりを持って使っているノートであることを象徴しています。

確かにかっこいいんだけど、どうやって使うの?

自分も、そのカッコよさになんとなく憧れて買ったものの、一冊で2000円近くするノートに、何をどう書くべきか、使うべきか分からず、白紙のままになっていました。

本書では、まずその根本として、自由にメモを取ることを勧めています。また、モレスキンの魅力にはその自由度があります。しかし、その自由度の高さが初心者へのハードルを高めていることも認めながら、どんなことをメモしたら良いのか、日々の思いつきや想いをメモすることで、どんなメリットがあるのか、などモレスキンを「ユビキタス・キャプチャー」としての使い方を紹介しています。

そして、こうした心構えを踏まえたうえで、メモしたもの、ノートに記録したものを他のツール(ケータイやiPhoneなどのスマートフォン、手帳)との連携の方法や、メモを定期的に読み返す3ステップによる活用方法も紹介。

例えば、日々の「毎日レビュー」を行うことによって、メモしたものを整理、タグをつけたり、色づけしたり、カテゴリ分けなどを行います。そして2ステップ目として「週次レビュー」で、過去の情報が引き出しやすいよう索引を作ったりします。3ステップでは、過去のノートの保管方法などについても言及しています。

単なるメモ帳ではなく、日々の生活を映すメモであり、まさにキャプチャーしたようなものを「作りあげる」といった印象が強いです。

なかなかメモする習慣がないとここまで行うのは難しいかも知れませんが、愛着を持って使い続けられるモレスキンノートだからこそ出来る、楽しみ方なのかも知れません。

また、後半では世界中で多く方もやられているであろうモレスキンノートのカスタマイズ方法や、相性の良い文房具の紹介などもされており、絵や写真なども多く文具好きにも楽しい本になっています。

僕と同じ様に、買ったものの使ってない、使いきれないなぁと思われる方、良く店頭で見ていて一度使ってみたいと考えられている方などにお勧めいたします。

 

モレスキン活用に向けて

上述の様に、文房具がちょっと好きなもので、モレスキンノートも買ったものの、そもそも何をノートに書くべきか、ノートありきで買ったので、使いこなせていなかったのですが、ここまで使い込むものなのかと、なかなかおもしろかったです。

残念ながらAmazonでの書評はあまり高くないようですが、多くは熟練のモレスキンユーザーからのもののように思われます。これも、熱狂的なファンが多いノートだからこそなのでしょう。

参考になるサイトも紹介されていたので、こちらでも紹介しておきます。

まず著者の堀正岳氏の様々なライフハックを紹介するサイト

「lifehacking」
http://lifehacking.jp/

こちらも著者の中牟田洋子氏のモレスキンファンサイト

「moleskineri」
http://www.moleskinerie.jp/

これだけモバイルのデジタルツールが普及する中、今更なぜノートかと思われるかも知れませんが、やはりアナログのノートの速記性や自由に描ける自由度などの使いやすさはデジタルツールにも勝るとも劣らないと思います。なにぶんモレスキンノートは高いので、使い込むことがより高い満足度にも繋がるものと思います。

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