マインドフルネス×コワーキングスペース Think Space鎌倉に行ってみた

コラム
thinkspace_kamakura

夏休み、妻子が実家に帰っている自由な時間を利用して、鎌倉は稲村ケ崎にあるマインドフルネス&コワーキングスペースThink Space鎌倉(https://thinkspace.jp/)に行ってきました。

これまでのコワーキングスペースとは一線を画すコンセプト

このThink Space鎌倉は、実は自分が最初に入った会社での同期が立ち上げたもの。既に彼女も転職し、今では独立して事業を展開しています。彼女はとても行動力・実行力があり、それでいて、どこか純粋さを感じさせる優しい印象を持っていて、ガツガツした感じもなく、とても人間的に魅力のある方です。

そんな彼女が立ち上げたThink Spaceは通常のコワーキングスペースとは一線を画す独自のコンセプトを持っています。まだ、自分も理解が足りないので、うまく説明できないので、サイト(https://thinkspace.jp/)から引用させていただくと、

集中してクオリティの高い仕事をしたいのに, 時間ばかりが過ぎていく・・・
そんな経験はありませんか?

仕事や生活に瞑想の時間を取り入れることで心が落ち着き, 自己の内面と向き合った“質の高い思考” が生まれます.「Think Space」ではマインドフルネスを軸に, “心” と “思考” に着目したワーキング環境を提供しています.

人生をもっと輝かせるために, あるがままの心を見つめ自己の可能性を広げていく.
豊かな未来への一歩は「Think Space」から始まります.

ちなみに「マインドフルネス」はビジネス界隈で、日本でも、ここ1年、2年?で注目されている概念・考え方。既に数年前からMicrosoftやGoogleなど、アメリカの先進的な企業などでも取り組まれていて、ここ最近関連書籍も多く出版されています。

立ち上げにあたっては、Campfire(httpss://camp-fire.jp/)というクラウドファンディングも使って資金集め行ったりもしており、そこに極々少額ですが、パトロンとして出資させていただき、その特典として1日利用権を頂いたので行ってきました。

実は、クラウドファンディングに出資する事自体も初めてですし、コワーキングスペースを利用するのも初めて、江ノ電に乗るのもほぼほぼ初めてと、いろいろと初体験の機会を与えてくれた彼女には本当に感謝です。こうして、新卒同期という、ほぼ14年程前からの付き合いになりますが、人と人との繋がりというのは面白いですね。

Think Space体験レポート

鎌倉駅から江ノ島電鉄に乗って稲村ケ崎駅。都心から1時間半程度。鎌倉や近隣の長谷寺で有名な長谷、由比ヶ浜などに比べると、比較的落ち着いた町で、駅前も地元の八百屋、魚屋、精肉店が立ち並び、少し離れる住宅街と山。そして徒歩2分程度で海。という環境。それでも、少し歩くとこだわりの飲食店なども点在していて、散歩するのも面白い。

Think Spaceは稲村ケ崎駅から徒歩5分ほど。建物は以前、陶芸家の方が住まれていたという建物を一部リノベーションしているようで、土間あり、囲炉裏あり、軒があり、和室があり、和の雰囲気を感じる素敵な建物。この時点で通常のコワーキングスペースとは全く違うのが良く分かります。

土間のカウンターでも、座敷、和室でも、どこでも自由に使え、オーナーの選んだこだわりのFree Drinkもあります。コワーキングスペースとして必要な電源、Wifiも十分あります。結構暑い日でしたが、エアコンを付ければ十分快適に過ごせます。

室内のBGMも、マインドフルネス的に考えられた音響が、ごく小さな音ですが流れていますが、外からはセミや虫の鳴き声や、近くを流れる川の音、施設内に設置された水の流れるオブジェの音が聞こえるくらいでとても静か。虫の音や外を覆う葉の触れ合う音が風流を感じさせます。

カウンター席は、ハイカウンターですが、昨今、立って仕事する姿勢が良いという流れもあり、立位に近い形で仕事をすることが出来ますし、座敷にはクッションや、様々な高さのテーブルもあり、自分の好きな姿勢で仕事・作業が出来ます。

集中してアッという間に時間が経ち、お昼は海近辺まで行くと飲食店もたくさんあり、美味しい魚料理などを食べることが出来ます。今回行ったのは、池田丸稲村ケ崎店のしらす定食。水平線のパノラマビューを眺めつつ、BGMにはサザンが流れるという、最高のシチュエーションです。

少し歩いて、海を眺めて、波の音を聞く。適度な緊張感の緩和を行うことで、午後も集中して仕事ができます。アッという間に夕方になり、夕焼けの海を眺めに行きます。残念ながらこの時期は夕日を直接見るにはもう少し移動しないといけないですが、この日は空が夕日に染まって不思議な色に。これはこれでたまらない。30分ほど眺めて、また戻ります。

Think Space利用中、オーナーがいない時はカードキーを受け取り、出入りは自由ななので、好きな時間に散歩したり、海見に行ったり、食事に行ったり。

Think Spaceはまだまだいろいろとトライアル中で、ここでは紹介しきれませんが、2階には、キッチンやシャワールーム、宿泊できるスペースもあります。使い方は色々と考えられそうですね。

環境を変えて働くということ

普段、職場で働くこともありますし、比較的自由なので、カフェや図書館、家でワークすることもあります。が、今回のような施設だけでなく、周りの環境も含めて異なる環境で働くととても良い効果があると感じられました。

  1. 遠い。でも、だからこそ集中できる
    都心からは遠いですが、だからこそ、限られた時間で集中しないといけないという意識が働きます。
  2. 自然環境によるリフレッシュ効果
    海も山も近くにあり、適度に素敵なお店もたくさんある。散策には事欠かない環境。集中力はもって1時間~2時間程度かと思いますが、リフレッシュして働くこと出来ます。
  3. 移動時間は移動時間で活用できる
    往復3時間。乗り換えは少ないので、おかげで本を1冊読み終えることが出来ましたし、鎌倉で経験した事を頭の中で整理する時間にも使うことが出来ました。

今回、オーナーの彼女には申し訳ないですが、時間を割いて食事にも付き合っていただき、地元のお店にも行かせて頂いて、いろいろ会話する中で刺激を頂けたこともたくさんありました。

今後の取り組みになるかと思いますが、コワーキングスペースにおける人と人を結びつける場としても、こうしたコンセプトがある種明確な場だと、より価値観の近い方との出会いなども期待出来るのではないかと思います。

現在、様々な企業で推進されている「働き方改革」を通じて、これまでのサラリーマンといわれる人間の働き方、そして生き方が変わってくるかと思います。毎日会社に行って、定時、いや残業して帰って寝るだけ、の生活ではなく、働く場所、時間、も自身で選択できるような流れが出てきています。また、余暇時間をいかに活用するかも、ビジネスマンにとって重要な問題であると言えます。

その時間の使い方として、こうした場をうまく活用出来ると良いと感じました。レポートする想定ではなかったので、あまり良い写真がないですが、参考にしていただければ幸いです。

Think Space (https://thinkspace.jp/)

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